ユナイテッド93 [MOVIE]
週末、ユナイテッド93を観てきました。
事件発生から5年近く経ち、「ワールド・トレード・センター」など
「9.11テロ」を再現した作品がつくられてきましたね。
本作品は…
面白い・面白くないという評価でまとめることが出来ない難しいものでした。
遺族の方のほとんどの方の同意が得られて製作されたそうです。
~あらすじ~
9.11のテロ事件、ハイジャックされた4機の航空機のなかで、唯一、目標に到達することなく墜落したユナイテッド航空93便の物語。2001年9月11日午前8時42分…ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて、ユナイテッド航空93便が飛び立った。その直後、アメリカン航空11便とユナイテッド航空175便が世界貿易センタービルに激突した。その時はまだ、93便の乗客乗員は何も知らず、いつも通りの平穏な時の中にいた。しかし…
日本は基本的には無宗教だからこそ、
柔軟な考えを持ち、どちら側に立ってもある程度理解出来る。
(勿論、いかなる主張があってもテロという手段は許せませんが)
でも…だからこそ、心の深いところでは理解する、認めることが出来ない…
とても心が痛くなる映画で… 終わった後しばらくは
この映画がどうだ、こうだといった話は出来ませんでした。
それだけショックを受けました。
エンディングロールで、
「この映画をあの日に亡くなった全ての方に捧げます」とありました。
これは犠牲者の人達だけではなく、テロリストの人達も含まれたメッセージ。
各4機に乗っていた全ての人達があの事件の犠牲者だったのでしょう。
(宗教により、人を殺したり、殺されたりするのは不幸なことです…。彼らも純粋
な信仰心なんですよね。とても間違った教えですが…)
こういう映画こそ、たくさんの人に見られるべきですね。
映画は観たいんだけど、まだ何を観るか決めていない~という方が
いらっしゃれば、是非観て欲しいと思います。